PLCラダーの覚え書き

PLCのラダーのあれこれ

セクション6:PLCの卓上デバッグ

        
PLCのデバッグを実機を使用しないで実施
(三菱PLC限定)

1.三菱PLCで実機を使用しないでデバッグするにはシミュレーションを使用します。
	GX Developerの場合はGX Simulatorが必要です。
	GX WorksのばあいはGX Simulatorがついているので他のソフトは必要ありません

2.GX Developerの場合【ツール】→【ラダーロジックテスト起動】で
	ミュレーション開始となります。
GX Worksの場合【デバッグ】→【シミュレーション開始/停止】でシミュレーション 開始します。
それぞれ開始するとシミュレーション用ダイアログが表示されます。 3.これで初期設定でCUPはRUN状態になってますが、実際の機器では無いので入力の 条件が整っていないので、実機の状態にはなりません。 それぞれのシミュレータダイアログの【メニュー起動】→【I/Oシステム設定】又は 【ツール】→【I/Oシステム設定】でI/O設定ダイアログを表示します。
ダイアログで必要な条件(非常停止、電源ON等々)を設定して実機の 状態を再現します。 操作方法はヘルプ、マニュアル等を参照して下さい。 ここまで出来たら、起動条件をONする等で実際の動作のデバッグが開始出来ます。 4.システムにタッチパネル「GOT(三菱)」や「GP(Pro-face)」が付属する場合 シミュレーションで接続先をGX-Simulatorと指定すれば、画面のシミュレーションも 出来、この時点で現地デバッグの前にタッチパネルのデバッグはほぼ完了します。 5.GX-Simulatorに付属のI/O設定ダイアログは表示が大きく、いまいち使いかってが 良くないので、自作のI/O設定ソフトを使っています。 ただしこのソフトの使用にはMX Componentが必要です。
ソースはダウンロードページからダウンロード出来ます。 使い方は【ヘルプ】の【取り扱い説明書】を参照して下さい。 6.GX-Worksで作製したラダーとGP-Pro EXで作製した画面でデバッグするとき、 GP-Pro Exでシミュレーションが接続出来ないと表示される場合。 MX-Componentの通信設定ユーティリティで論理局番を設定して、GP-Pro Exの接続 設定でその論理局番を指定すると接続出来る。